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歯科衛生士は副業禁止なのか?おすすめの副業を調べてみた!

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歯科衛生士として働いている方の中には「もっと収入が欲しい」「空いた時間を有効活用したい」と、副業を考えている方も多いのではないでしょうか。

副業をしたいと考えながらも、どんな副業を始めればいいか分からない方も少なくありません。

そもそも副業をしていいのか、ばれないのか心配で一歩踏み出せない方もいらっしゃいます。

そこで今回は歯科衛生士の副業について、おすすめの副業や副業をする際の注意点もあわせて解説します。

そもそも歯科衛生士って副業OKなの?

働き方改革の副業や兼業を推進する動きによって多様な働き方が浸透し、その中で副業を認める企業も増加傾向にあり、自立的なキャリア形成が重要視されています。

会社員で在宅の副業やWワークをされている方は多いですよね。

では歯科衛生士は副業をしてもいいのでしょうか。

ここでは歯科衛生士の副業は認められるのかどうかみていきましょう。

副業は法律で認められているが安易に始めるのはNG

歯科衛生士や会社員含め、日本国憲法22条1項「何人も、公共の福祉に反しない限り、居住、移転及び職業選択の自由を有する。」によって職業選択の自由は認められています。

そのため「副業は認められている」と安易に副業するのはNG!

企業には就業規則がありますので、副業の許可制や禁止にしている場合があるからです。

歯科診療所においても副業を認めているところもありますが、副業禁止としているところなど職場によって様々であることが現状です。

「職業選択の自由だし」といっても“就業禁止”の就業規則に違反した場合は、処分の対象となるケースがありますので副業を始めたい場合は、院長に相談しスタートした方が良いでしょう。

副業OKかどうかは歯科診療所による

常勤職員として働いている場合でもパート勤務の場合でも、副業が可能かどうかは歯科診療所の就業規則や院長の方針によって異なります。

本業への支障を懸念して「絶対に副業はダメ」としているところもありますし、本業に支障がない場合は認めるというところもあります。

大規模の歯科診療所や総合病院の口腔外科などは副業を禁止しているケースが多いでしょう。

反対に個人経営で小規模のクリニックでは院長の方針によって、就業規則で禁止されていても事情によって許可されたり暗黙の了解となっているケースがあります。

絶対禁止!副業ができない歯科衛生士もいる

歯科衛生士も職場によって副業は可能ですが、歯科衛生士の副業が禁止されている場合もあります。

それは、保健所や保険センター、国立病院で働く歯科衛生士です。

これらの職場で勤務する歯科衛生士は公務員となるため、副業やWワークをすることができません。

  • 国家公務員法第103条(私企業からの隔離)
  • 国家公務員法第104条(他の事業又は事務の関与制限)
  • 地方公務員法第38条(営利企業への従事等の制限)

がその根拠となり、副業が禁止されています。

しかし一部の地方自治体では公益性の高い地域貢献活動など副業の種類の限定や許可申請が必要な場合がありますが、公務員の副業が解禁されているところもありますので確認が必要です。

なぜ副業をしたいと思うのか

歯科衛生士の副業は全面的に禁止されているわけではなく、職場によって異なることを説明しました。

ではなぜ歯科衛生士として働きながら副業をしたいと思うのでしょうか。

収入アップを目指して

副業を始めた理由で多いものは「もっと給料を増やしたい」「副収入を得たい」というものです。

歯科衛生士の年収のボリュームゾーンは300 万円以上 400 万円未満とされているので、キャリアを重ねても大幅な収入アップが期待できない、業務に見合っていないなどから

副業を始める方が多くいらっしゃいます。

新しい経験ややりがいを求めて

しかし中には「歯科以外の経験もしてみたい」という方や「今後のキャリアプランのため幅広い分野で経験を積みたい」と、他の歯科診療所で副業される方もいらっしゃいます。

例えば将来的に美容歯科で働きたい方が、一般歯科で勤務しながら美容歯科で知識とスキルを養うために副業するといったケースです。

このように「後学のため」という意欲的な副業は、就業規則で禁止されている職場でも院長次第で認められることもあるでしょう。

また、一昔前の副業といえば、歯科診療所が終わってから夜に居酒屋でアルバイト…などこっそりダメなことをしているイメージでしたが、今は在宅やスキマ時間で収入を得られる時代です。

そして副業を通じて自分の価値を反映したい歯科衛生士が増えているのが現状です。

副業は、本業では得られないやりがいや本業で活かせるスキルを得ることができるチャンスにつながるでしょう。

歯科衛生士にぴったり!おすすめの副業6選

では副業をされている方は、どんな副業をしている人が多いのでしょうか。

様々な業界や職種がありますが、せっかくの資格を活かして副業をしたいと思っている方も多いでしょう。

ここでは歯科衛生士にぴったりの副業6選を紹介します。

休日に他歯科診療所へバイト

歯科衛生士の副業でスタンダートな仕事といえば、「週1~勤務OK」など短時間からシフトに入れる歯科診療所のバイトではないでしょうか。

どの歯科診療所も人手不足なので、前職からの依頼や院長や同僚の紹介などで少しの間働いてほしいとお願いされることもあるでしょう。

他歯科診療所へのバイトは、空いた時間に資格を活かして働くことができる副業のひとつです。

また他の職場を知ることで新しい知識やスキルを学んだり、情報を得ることもできるため歯科衛生士としてメリットも多い働き方です。

WEBライター

文章を書くのが好き・歯科の知識を活かして副業をしたいという方は“歯科衛生士ライター”として活躍するのもおすすめです。

クラウドソーシングサイトなどで得意ジャンルである歯科用の案件に応募し、実績を積んでいく方法です。

歯科診療所での勤務が終わってから寝るまでの時間や休日など自宅にいながらスキマ時間を有効活用できるので、ご自身の好きなタイミングで副業をしたい方にぴったりです。

ただし文字単価が上がるまで低単価での案件を受けて実績を増やしたり、満足できる収入を得られるまで時間がかかる可能性もあります。

WEBデザイナー

WEB デザインやITスキルが得意な方は、WEBデザイナーも歯科衛生士の資格やキャリアが活かせる副業のひとつとなります。

歯科診療所のホームページ制作や歯科医師向けのメディア制作会社、人材紹介会社などから案件を受け、歯科衛生士の経験を活かしてページや原稿のチェックをしたりアドバイスを行います。

歯科衛生士という信頼感や歯科業界の知識や経験があるため、リアルな制作ができることがメリットです。

こちらもクラウドソーシングサイトなどで案件が募集され、在宅勤務が可能な場合が多いので本業と副業を両立させたい方も働きやすいでしょう。

アドバイザーやセミナー講師

歯科衛生士で培った知識や経験を活かし、健康や美容系のメディアで口腔ケアやお口の悩み、口臭ケアなどについてオンラインでセミナーや勉強会でアドバイザーやセミナー講師として活躍される方もいらっしゃいます。

また、歯磨き教室の講師なども経験豊富な歯科衛生士のニーズは高いでしょう。

スマホアプリやソフトからオンラインで個人セミナー開催や歯科衛生士の副業をサポートする企業などを活用することも可能です。

セミナー講師はちょっと不安…という方は、歯科衛生士を対象にした業務のノウハウや仕事の本音など、これまでの経験を活かしたアドバイザーとして実体験を伝えるのもおすすめです。

動画配信

動画や画像編集が得意な方は、動画配信も副業としておすすめです。

動画サイトYouTubeでは歯科衛生士が配信している動画もたくさんあり、

「歯科衛生士おすすめの歯ブラシや歯磨き粉」

「歯間ブラシとフロスの使い方」

「歯周病予防の方法」

など歯科衛生士で身につけた知識やスキルを活かして情報を伝えている方もいらっしゃいます。

また、歯科業界の裏話やあるあるなど歯科衛生士の日常をユニークに配信されている方もおられ、人気が出れば動画配信で広告収入を得ることも可能でしょう。

ただしコメントには丁寧に返信したり、継続的な配信、分かりやすい動画など細やかな工夫が求められます。

アフィリエイト

歯科業界の情報をブログやSNSで発信し、アフィリエイト収入を得ることも可能です。

最近では口腔ケアが重視されているため、歯科業界について執筆された書籍や歯ブラシやフロスなどオーラルケア商品の情報を求める方が多いためニーズは高いでしょう。

手軽に始めることができますが、分かりやすい文章や解説など読者から購買意欲につながる関心をもってもらえるような文章力や表現力が求められるでしょう。

歯科衛生士が副業をする際の注意点

副業によって収入アップややりがいにつながり、新しい知識や経験を習得できたりとメリットが多いですが、注意しなければいけないポイントもあります。

副業OKかどうか?

まずは本業で働いている歯科診療所が、副業を認めているか確認することが大切です。

多様な働き方が推進し選択肢も増えていますが、本業への支障を懸念して近視している歯科診療所もあります。

中には「ばれなければ大丈夫」と副業を隠して働いている方もいますが、副業をしたときに課税される税金や人づてにばれる可能性があります。

事情を事前に話して副業をしていれば認められていたかもしれませんが、“隠して副業をしていた”という事実から悪いイメージがつき評価が下がる場合も…

また歯科診療所内の人間関係においても信頼度が下がってしまう可能性があるため、「隠して副業をしていたがばれてしまった」という事態は避けたいものです。

職場によって他歯科医院での副業は禁止だけど業務委託など個人事業に関する副業ならOKというところもありますので、副業を始める前に就業規則や院長に確認しておきましょう。

無理をしない

副業のトラブルや失敗につながるケースが、本業に支障が出るほど無理をしてしまったというケースです。

週3日のアルバイトやパートをしながら副業をされている方でしたら本業とのスケジュール調整もしやすいですが、気を付けたいのが常勤歯科衛生士として勤務されている方です。

本業の業務量が多く大変にも関わらず副業まで頑張ってしまうと、体調を崩してしまったり本業だけでなく副業にも支障をきたしてしまう恐れもあります。

ご自身の体調を確認しながら、「仕事が終わって2時間だけ」「休日のみ」など、どちらも両立できるように業務量を調整することが大切です。

また副業の負担が大きく体調不良や仕事でのミスが続き、勤務態度から副業がばれてしまった方もいるので副業を隠したい方は注意しましょう。

税金が増える

副業を始めたとき、収入アップだけ考えるのはNGです。

収入が増えることで支払わなければいけない税金も増えてしまうからです。

また、本業の給与と別に副業で収入を得た場合は確定申告が必要になります。

「ばれなければいいや」と確定申告しないままにすると脱税になってしまうので、やるべきことはきちんとするようにしましょう。

本業に隠したい!副業がばれるときはどんなとき?

本業で副業禁止の方や副業が認められている場合でもばれないようにしたい方もいらっしゃる方もいるかと思います。

しかし隠しているはずの副業がいつの間にか周りにばれてしまった…そんな事態は避けたいものですね。

では副業がばれるときはどんなときなのか、また副業を本業の勤務先にばれないようにする工夫を紹介します。

副業しているところを見られる

本業に近い場所で副業をしている場合、うっかり誰かに見られてしまいばれるケースが少なくありません。

またSNSで副業に関する記事をアップすることで発見されてしまうこともあります。

絶対にばれたくない方は、在宅ワークに限定したり誰にも話さないように気を付けましょう。

誰かに話してしまった

歯科衛生士や歯科助手の同僚にだけ、というつもりでうっかり副業をしていることを話してしまい、それが仕事先で広まってしまった…という理由で副業がばれるケースもあります。

噂話が広まるといずれは院長の耳にも届くはずです。

そこから信頼関係や人間関係が崩れて働きづらくなることもあるため、ばれたら困る方は職場の同僚には秘密にしておいたほうがよいでしょう。

どうしても話したい方は、職場とつながりのない友人や家族だけにしておくことをおすすめします。

勤務態度が低下する

副業に力を入れすぎてしまい、本業への集中力が低下したり寝不足やミス、欠勤をしたりといった理由から「副業しているのでは?」と疑われる可能性があります。

生活や勤務態度など、些細な変化であっても毎日会っている同僚は意外と気付くものです。

歯科衛生士の集中力不足やミスは大きな医療事故につながるリスクもありますので、副業をする場合は本業に支障が出ない程度にとどめ、勤務態度に気を付けましょう。

社会保険や住民税からばれる

副業で給与所得を得ている方は、社会保険や住民税からばれる可能性が高いでしょう。

パートやアルバイトで社会保険に加入している場合、「健康保険・厚生年金保険被保険者所属選択・二以上事業所勤務届」を年金事務所へ提出することになります。

社会保険料が高くなり、手続き上の理由においても職場ばれしてしまいます。

副業で収入がある場合、住民税が増加するため本業先に通知される住民税決定書でばれる可能性が高いでしょう。

また、給与所得者の基礎控除申請書には給与所得以外でも副業で得た収入を記入する必要がありますので、年末調整の書類もばれるリスクが高いもののひとつとなるでしょう。

副業バレのリスクを減らす方法

副業禁止の職場でこっそり副業をした場合、また許可を申請せずに副業をしてばれてしまった場合は、職場での信頼関係や人間関係を崩壊させてしまう要因につながったり、減給や解雇といった最悪のケースに陥ってしまうことも…

事前に就業規則を確認し、できれば隠さず相談した上で副業を始めることをおすすめします。

しかしどうしても副業を隠したい方は、以下の方法を検討してみてください。

住民税を自分で納付する

住民税は自分で納付する普通徴収と、給与から天引きされる特別徴収があります。

特別徴収だと住民税の金額が本業先に通知されるため、副業を始める前に比べて住民税額が高くなっていると副業がばれてしまいますね。

副業での収入を普通徴収で住民税を納めることで、本業にばれる可能性が低くなるでしょう。

普通徴収にする方法は、確定申告で普通徴収を選択するだけなので簡単です。

ただし、ライターやブロガーセミナー講師、株式投資、FXなどの雑所得、不動産所得などは普通徴収できますが、副業が給与所得の場合は普通徴収できないので注意してください。

給与所得になる副業を避ける

副業を選ぶ際、ばれにくい仕事を選ぶこともばれるリスクを減らす方法のひとつです。

例えば同業種となる歯科医院などは給与所得となるため、ばれるリスクが高いでしょう。

ま同業界や本業に近い業務の副業は働いている人のつながりからばれてしまうリスクが高いため、避けた方が良いでしょう。

ばれたくない方も確定申告は必ずしよう

ばれたくないからといって確定申告もしない方もいますが、脱税の疑いとなりばれるリスクはさらに高まります。

副業の年間所得が20万円以上(経費を引いた金額)の方は必ず確定申告が必要ということを覚えておきましょう。

【まとめ】副業するなら本業と副業のメリット・デメリットを考えよう

いかがでしたでしょうか。

歯科衛生士の副業について、おすすめの副業や副業をする際の注意点、副業バレのリスクを減らす方法などをお伝えしました。

副業禁止の職場で隠し続けて働いている方は、副業がばれた後のリスクが怖いですよね。

「副業をしなければ生活できない」「給料が少ないから副業する」場合、職場環境や収入に満足できないのであれば、

  • 副業OKの歯科診療所へ転職する
  • 本業先よりも高待遇の職場へ転職する

というのもおすすめです。

少しの収入を増やすためにリスクを抱えながら働くよりは本業に専念した方が、総収入が増える可能性は高いですし、何よりもリスクへの不安感がなくなりますよね。

今副業をされている方や副業を始めようと思っている方は、本業と副業とを掛け持ちするメリット・デメリットを考え、本業の働き方を見直すことも考えてみましょう。

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